2022年9月5日月曜日

村でサヤインゲン栽培についての聞き取り3

 以前「認定トレーナー・前川香子のチェックポイント」で、サヤインゲン栽培の聞き取りにフィードバックをいただいたあと、前川さんとZoomセッションをおこない、さらにアドバイスをいただきました。

今回は、その際のポイントをまとめてご紹介します。

・Aさんが、サヤインゲンが「よく育った」という表現をしていたが、そもそも土づくりや肥料のやり方をきちんと知っているのか。
→適切な肥料の使い方を知っているか、知っているならどこから教えてもらったのか。
→地域によっては肥料のパッケージに「マメ科ならこの量を使う」と書かれていることもあるため、Aさんが使っている肥料の袋には書いているかどうか、書いているならそれを読んだことがあるか。

上記と関連して、
・Aさんは、サヤインゲン栽培について出荷先の王室プロジェクトから栽培についてレクチャーを受けているのか。
→肥料のやりかた(時期・量)など。
→そもそも王室プロジェクトの指導員ってどんなレベルの人か。

また肥料を使う際は、きちんと量らずに目分量で撒いているようだったので、事実質問でどのように確認していくべきか迷っていたところ、以下の助言をいただきました。

・たとえば、ひとつかみの量を撒くということなら、実際にAさんに肥料をひとつかみしてもらったものを、計量カップに移して計ってみてもいい。
→それが適切とされている分量と合致しているかを確認する。

・さらに、畑を図面に描いて、畝の列や種を蒔く穴の数も書き込みながら、穴は〇個あるから適切な量から計算すると全体でこれくらいの量の肥料を使うだろうという推測ができる。

・その後、肥料が入った大袋のうち、今回使用してどれくらい量が減ったかを確認する。
→例えば3分の1ぐらい減ったのであれば、使用した肥料の重さは合計〇kgぐらいで、1つの穴あたりで計算すると今回は〇g使っているね、とわかる。

*具体的に測定したり計算したりしながら、一緒に確認・検証する作業が効果的だとわかりました。

これらに加えて、土壌の状況もさらに確認するようお話しをいただきました。

・サヤインゲンの前にズッキーニを植えていたなら、ズッキーニがいつまで植わっていて、次にサヤインゲンを受けるまでどれくらい期間が空いてるか。
・ズッキーニにどの肥料をどれくらい加えたか。撒いた肥料がどれくらい土に残ってるか。

それによって、今回サヤインゲンに使った肥料と合わせると、土が酸性かアルカリ性になってるかもわかってくる。
→土の状態も栽培に影響する。

また、
・これまでAさんが畑や田んぼでどんな作物をどれくらい育ててきたか。
・マメ科の作物を育てたことがあるのか。
などの経験を聞けば、Aさん家の農業の歴史全体が把握できるとのことでした。

今のところAさんとCさんのサヤインゲン栽培について大きく違うと感じる部分はなかったのですが、以前Aさんは、2袋収穫して選別後に出荷できたのが1袋と話していました。
Cさんより選別ではじく量が多い印象なので、そこも聞いてみていいかもしれません。(選別の基準など)

次回は、Aさん家が4月に栽培していたサヤインゲンの結果(出荷量・出荷額・利益など)を確認する予定です。

また、チャンスがあればCさんには一家の家計状況について聞いてみたいと思います(支出入の状況、管理の仕方、どれだけ支出を押さえているかなど)

今回アドバイスいただいたように、図面を描いたり重さを量ったりして視覚的に一緒に確認する作業を加えると、お互いにわかりやすいですし気づきや理解が深まりそうなので、次回はぜひ試してみたいと思います。

寺田華恵さん
メタファシリテーション講座修了生/Chiku ChikuTong Tong (ちくちくトントン)