2019年11月20日水曜日

アフリカ発祥オクラとスープカンジャ

アッサラームアライクム!(こんにちは!)
※セネガルはイスラム教の方が多い国です

日本でも食べられているオクラ、実はアフリカが原産らしいです。
日本から13,682km離れたセネガルではどうやって食べられているかご紹介します。
セネガルで多く話されているウォロフ語でオクラはkanja(カンジャ)といいます。

みんな大好きSoupkanja(スープカンジャ)


魚介の出汁が効いたオクラのネバネバ料理。ご飯にかけて頂きます。
味に深みがあって美味しく、日本人の舌にも合う味です。

材料:オクラ、オクラパウダー、玉ねぎ、ピーマン、苦ナス、生の魚、にんにく、干した魚、塩漬けした魚、干した貝、発行させた豆、エビパウダー、唐辛子、ブイヨン、パーム油

作り方
1.オクラを薄く切って杵と臼で潰します
2.切ったオクラ以外の材料を切り鍋に入れて煮込みます
3.3から魚のみ取り出して骨を取る
4.2に1の潰したオクラを入れて煮込む
5.最後にパーム油を入れて完成

大皿に盛ったご飯にかけて、みんなで食べます。

海に面し豊富に魚介が採れるセネガルと日本、干した魚を出汁に使うことや発酵させた豆を使うところが似ていて、日本人の味覚にも合うのかもしれません。
一方、乾燥地帯にあるセネガルは油を多く使った料理が多いと感じました。
料理にもその国の気候や環境が反映されていますね!

「農村部で採れた野菜がどのよう調理され、消費されているか観察する必要がある」と、ここ2週間完全セネガルご飯で生活していますが、いっこうに飽きが来ないほど美味しいです。(ただ食べたいだけでしょ?とは言ってはいけない)



(加藤愛子 ムラのミライ インターン)


ムラのミライの農業プロジェクト地で栽培されたオクラ



セネガル・プロジェクトへのご寄付を募っています。
バナーのリンク先で、プロジェクトの背景・これまでの成果・今後の活動などをご覧頂けます
http://muranomirai.org/donationsenegal2019




2019年11月12日火曜日

“jamm”の国 セネガル

こんにちは!
ムラのミライでインターンをさせて頂いています、加藤愛子です。
セネガルで行われている農業プロジェクトの様子やセネガルの様子を発信していきます!

私がセネガルに来てまず一番印象的だったことは、とにかく“jamm=平和・安らぎ”が大切なこと。
現地のウォロフ語を覚える中で一番最初に覚えたことは、”jamm”がたくさん出てくる長い挨拶でした。
よくあるウォロフ語の挨拶を紹介します。

Nanga def?ナンガ デフ?(どうしてる?) 
Mangi fii rekkマンギ フィ レック(元気だよ)
Yangi noos? ヤンギ ノース?(生活は順調?)
Mangi noosマンギ ノース(順調だよ)
Mbaa yaangi ci jamm? ンバー ヤーンギ チ ジャム?(生活は平穏ですか?)
Mangi ci Jammマンギ チ ジャム(平和です)
Sa yaram jamm? サ ヤラム ジャム?(体の調子はどぉ?)
Jamm rekkジャム レック(好調です)
Yendul ak jamm! イェンドゥル アク ジャム(よい1日を平和とともに)

とにかく、みんなが平和でいる(jammである)ことを確認し、願います。



初日にも、「ここではみんなお互いにリスペクトはあるけど、ヒエラルキー(上下関係)はないんだ。だからリラックスしてハッピーに過ごしてね!」「セネガルではみんな笑顔なんだ。だから君も笑顔で過ごせますように」と言われたことに感激しました。
そして言葉からだけでなく、彼らの屈託のない笑顔からもそれは伝わってきます。
セネガルの雰囲気に身を委ねて心はゆるゆるとリラックスしていきました。

毎日の挨拶から平和を意味する”jamm”を口にすることで、セネガルの方の意識の中に“平穏”であることが根付いているなぁと実感した最初の1週間。
この先も素敵な滞在になること間違いなしです!

(加藤愛子 ムラのミライ インターン)





セネガル・プロジェクトへのご寄付を募っています。
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http://muranomirai.org/donationsenegal2019

2019年11月5日火曜日

異文化交流のシンプルな方法って…

去年の夏から冬まで、アメリカ東海岸沿いのニューヨーク州に留学していました。
寮の2人部屋に暮らしており、アメリカ人のルームメイトがいました。(彼女のことをRとします)
始めの一ヶ月ほど、私は人とうまく英語での会話のキャッチボールが出来ず、授業の課題も忙しく、Rともほぼ話せ(
し)ませんでした。

架空のルームメイト像

私は、そのとき「言葉」を使わず「視覚」で彼女を判断していました。
はじめて一緒の部屋に暮らすアメリカ人。
始めこそ、よくパーティーに行き夜中に帰ってきたり、部屋でスマホを触っている顔がなんだか怖かったりして(美人さんだったので・・・笑)
「私とは話したがらないのかも」と、架空の彼女の像を抱いてしまっていました。

シンプルに、でも詳しく

私が徐々に会話に慣れるにつれ、Rと2人で話す機会が増えました。
私の英語は完璧ではなく、聞き落とす情報も、知らないことも沢山あります。
完璧ではないからこそ、会話はとてもシンプルかつ、詳しく聞こうとするものでした。
Rが「明日プレゼンをするの」と言えば、「何について?一人?」「いつからそれを学んでたの?」という風に。

時間が経つにつれ、今まで知らなかったRのたくさんの顔を知ることができました。
家族思いで、とても面倒見がよく
(助けられてばかりでした)、勉強熱心。
R自身、他国で生まれアメリカに来た背景があり、移民問題を熟知し、主観的に考えていました。
「無知でいることが耐えられない」Rの学ぶ姿勢にはいつも刺激を受けました。

留学先 紅葉のキャンパス

私も怖かった

私はあるときRに、「始めの頃、全てのことに緊張していて、あなたともあまり話さなかったけれど、それを後悔している」と言いました。
「私も怖かった」とRは答えました。
視界が開けた気持ちでした。
私は、自分だけが異文化に囲まれて緊張しているという思い込みをしていたのです。
実際はRも、英語が完璧ではない日本人とルームメイトになり、不安を抱いていたのに。
私はRと対話しようとせず、私だけが、自分のことをRより劣等な立場にあると、知らず知らずにみなしていたのです。

対話のもたらすもの

私が留学で得た、最も価値あることの一つが、対話することの可能性です。
自分と向き合い、相手の立場に立ち、会話することで、私はたくさんの自分の思い込みに気づきました。
異文化交流は難解に思えるけれど、シンプルに、相手を知るためにたくさん会話をして、また自分を伝える努力ということだと気づきました。



(笠見 友香 ムラのミライインターン)




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