2019年5月28日火曜日

自然な会話から、事実を引き出す

2月に神戸ソーシャルキャンパスにて開催された「災害ボランティア応援企画!!被災地のニーズを聞き出すには?」に参加しました。
被災地支援などを行っている「ワカモノヂカラプロジェクト」の皆さんや、市民の方々とともに参加し、にぎやかなセミナーになりました。

答えやすい質問

「思い出させる質問をする」
「信頼関係を築き、対等な立場で会話をするため、相手の何でも答えられるという自尊心をUPさせる」
私も久しぶりのセミナー参加でしたが、宮下さんの説明から、事実質問の基礎を思い出すことができました。


「仕事を分担する」って、なに?

さらに今回は、ワークシートを使った事実質問の実践もありました。
質問リストに対し、事実質問かそうでないかを判別していきます。
このワークシート、あなどるなかれ、今まで何度かセミナーに参加させてもらったこともあり、事実質問はある程度理解できたと「思い込んでいた」のですが、落とし穴にはまってしまいました。
「(外部者からメンバーへ)サークルのメンバーで仕事を分担していますか?」
私が事実質問だと思ってしまったこの質問。「仕事」とは具体的に何なのか、「分担する」とは、誰にどの程度仕事を割り振ることなのか。この部分を見過ごしてしまい、まだまだ学習が必要だなあと思いました。


対話から事実を抽出する

さらに実践編で、周りの人の会話を観察していると、事実質問を習ってすぐの、会話が続かなかった頃の自分を思い出しました。
普段ついつい使ってしまう「なぜ」「どう」を排除することだけを意識すると、なかなか会話が進まなくなってしまうことがあります。ですが、会話の流れの中で、自分の行動手順を思い出して聞いてみたり、同じ風景を見るような質問をしたりすることで、質問の糸口が見えてくるのだなと感じました。

会話はあくまで相手の言葉を受け、流れの中で進んでいくもので、自然な会話の流れから事実を引き出していけるような聞き手に近づきたいなと感じたセミナーでした。

(笠見 友香 ムラのミライインターン)




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