先日、メタファシリテーション講座ステップ1に受講された追立さんより読書会のお誘いをいただき、参加してきました。
長久手子育て協力隊のイベントとして「対話型ファシリテーションの手ほどき」を題材にした読書会です。
参加者が本を読み、お互いの感想を話し合う、というのが私の読書会のイメージでした。
しかし、実際は以下の方法で行われました。
- 各チャプター(4-5ページ)にわけ、1人1チャプターを読む
- 読んだ内容を用紙3枚程度にまとめる
- 全体で各チャプターの内容を発表・説明
その後、事実質問を作る練習を3人のグループで行い、事実質問の練習をするワークも行いました。
読んだ内容を自らの言葉でまとめ、発表することで理解が深まるのはとても良い方法。
参加者からはこのような声もいただきました。
「普段、自分がどれだけ思い込みばかりで話していたか認識できた」
「子どもには、なぜ質問ばかりしていたが、なぜがダメな理由がわかった」
「事実質問は難しいし、質問がでてこなかった」
シンプルな手法ですが、容易に習得できる技術ではなく奥深い対話術であるメタファシリテーション。そのため、半年から1年以上かけて研修を行うことも近年増えてきました。
兵庫県西宮市のNPO法人a little(ア・リトル)と地域で助け合う子育ての仕組みづくりをおこなうなど、以前からムラのミライは子育て支援のメタファシリテーションを行っています。
教師であり、子育てや教育に携わる追立さんはこのようにおっしゃっていました。
子育てをとりまく環境(職場、地域など)をどのように子育てにつなげていくか模索しており、職場や地域にメタファシリテーションのように事実に基づいたコミュニケーション支援が浸透していくことが必要。
家庭内でメタファシリテーションを使えるようになりたい!という声は、私が担当する講座に参加する方もよく言われます。
2022年1月から、子どもとの対話にフォーカスした講座を開催します(下記)。興味があるかたはチェックしてみてください!
(松浦史典 ムラのミライ認定トレーナー)