2016年10月4日火曜日

協力隊受験者必見!「その質問、誰目線?」国際協力で大切なこと

こんにちは。「ムラのミライ」のインターン生、三谷です。
9月に入り、青年海外協力隊の秋募集もいよいよ始まりますね。
そんな青年海外協力隊の募集を考えている方必見のセミナーが「ムラのミライ」関西事務所で開催されています!
今回は私の体験談を交えながら入門セミナーでどの様なことするのかを紹介したいと思います。


先日8月29日(月)、「ムラのミライ」関西事務所にてメタファシリテーション入門セミナーが開催されました。
当日は大雨でしたが、予定通り私を含め5名の方が参加してくださいました。

2時間の入門セミナーは
①    講師:宮下和佳 (認定NPO法人ムラのミライ専務理事)の事例
・インドのおばちゃん信用金庫
・ペット会
②    対話型ファシリテーションとは?
・「甘いものは好きですか?」
③    事実質問の練習
④    まとめ
・プットシル村の事例
の流れで進んでいきました。

「え?インドのおばちゃん?ペット会ってなに?」と、お思いの皆さま。
セミナーで講師が面白く楽しくお話ししてくれますので、この場で私の説明は控えさせていただきます。
気になって仕方がない皆さま、ぜひお話を聞きにセミナーにいらして下さい!

私が今回お伝えしたいものは③の事実質問の練習での出来事です。
練習では3人一組になり、質問される役、ファシリテーター役、オブザーバー役に分かれました。
私はファシリテーター役になり、男性に質問していきました。
私は男性のオシャレなメガネから事実質問していこうと狙いを定め、
「このメガネはいつ買ったのですか?」
「メガネをみにいった日、その日に購入しましたか?」
「他にも色違いがありましたか?」
と、質問を進めていきました。
終盤、私は男性に「何がこのメガネを選んだ決め手だったのですか?」と尋ねました。
男性「決め手…なんだっけ…。」
オブザーバー「終了!ところで“決め手”をきくのは事実質問?」
その時私ははっとしました。

決め手。決め手ってそもそも何でしょうか。

・決め手:物事の真偽や勝負事での勝ち負けを決定する手段・方法。また、そのよりどころ。「―を欠く」「物的証拠が―となる」(goo辞書)
と辞書にはあります。

でも良く考えてみると物事決定する際、よりどころがない場合だってありますよね。
例えば「何となく今日の気分で。」とか。
恋人にした決め手?そんなものはない!
気づいたら好きになってた!
なんていうのも良い例ですよね。
私は物事を決定する際“決め手”が必ず存在するという思い込みをしていました。
決め手は?と質問された人は何か答えなきゃ!
と事実ではないことを言ってしまう。
これでは相手から本当のことを聞き出せませんよね。
常に相手の立場にたって物事をみる難しさを改めて感じました。
入門セミナーでは一度の練習でしたが、
受講された方それぞれ自分自身に関する“気づき”が得られます。
もっと深く学びたい!
練習してみたい!
という方は一日のメタファシリテーション基礎講座もございます。


セミナーの最後はメタファシリテーションの練習方法を教えていただきました。
ずばり、やり取りを観察する!
モノについてきく!
道のりをききホントの動機を探る!です!
私も繰り返し練習に励みたいと思います。

ぜひ一度お気軽にお越しくださいませ。



(ムラのミライ インターン 三谷遥来



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