相談者「娘(1歳くらい)の左利きを直したいんですが、直りますか?」
(結構、思いつめた感じがする・・・。)
私『何か(what)困ったことがあったの?』
「ご飯を食べるときとか、字を書く時に」
(あれ?まだ、字も書けないしご飯も離乳食でつかみ食べの時期)
『そうなんだ~、いつ(when)困った?』
「まだ本人は困っていないんですけど、この先困るかな?って」
『あなたは左利き?』
「違います、主人が左利きです。主人が困るから直した方が良いって。
私はどっちでも良いかなぁ~って思っていたんですけど・・・。」
『分かった、あなたはどちらでもいいのね。
ご主人が困ったという気持ちに共感することはできる?』
ご主人が困ったという気持ちに共感することはできる?』
「できます。所作の美しさとかも大切だし、
ほとんどの道具が右利き用で作られているのできっと困ると思います。」
『じゃぁ、どっちでも良いかなぁではないということ?』
「はい」
『夫婦同じ気持ちで出した結論だと思える?』
「はい」
この後、夫婦で同じ方向を向いて子どもに接していれば練習次第で何とかなるよ。みんな初めは「できない」から始まるんだし、私たちも初めから一人で何でも上手にできたわけではないしね。とお話していたら、とても素敵な笑顔で一緒に来たママ友の元へ戻っていかれました。
相談されるとき、一番配慮していることは相談を受ける側が決めたことを相談した人が行動するというパターンにならないようにということです。あくまでも決めるのは本人。そこを導き出すのにメタファシリテーションは本当に役立ちます。
(渡邊雅美)
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