2019年6月25日火曜日

本当に水は”ない”のか?(活動報告会参加報告その1 セネガル編)


2019年69日、京都で開催されたムラのミライの活動報告会に参加しました。
これから2回にわたって、セネガルと子育て分野の活動報告についてまとめていきます。

まず、セネガル駐在員の菊地さんによる、若者農家育成プロジェクトのお話。

セネガルの活動地での降水量は日本の4分の1ほど、雨季は約3ヶ月しかない。
加えてここ1~2年は村にある井戸の塩化がひどく、農業に使う水が不足しているという。
結果、地方で農家として生計を立てることが難しく、多くの若者が都市部に出稼ぎに流れている。

しかし、雨季には水はたっぷりあるのです。

菊池さんは、こんな問いかけをしました。
「雨季にある水を乾季でも使うためには、何をすればいいでしょう?」

工夫して水を活用する
実際にプロジェクトでやったことは、まず、「たくわえる」こと。傾斜に草を植える、堤防を作るなど、土から水が流れないための工夫をしたといいます。
次に、「節約する」こと。少ない回数で効率的な水やりをするため、一日に数回水をやっていたのを、朝一回だけに。また、植物の根元に藁を敷き詰めることで蒸発を防ぐという、地域にある知恵を活用している農家さんもいました。

セネガルの報告を通して、「あるものを最大限利用する」ことの重要性を痛感しました。
時間がない、機会がない。自分の行動を振り返らず、ついつい「ない」ことを言い訳にしている自分が重なるようで、どこか恥ずかしさを覚えました。
ないものではなく、あるものに注目する。セネガルの若者が地方でも農業で生計を立てられるように、水やりを工夫する。私にとっても、どんな組織にとっても必要な視点だなと感じました。

→後半につづく

(笠見 友香 ムラのミライ インターン)

→まずは知りたいという方へ:1時間で知るメタファシリテーション1,000円セミナー

 メタファシリテーション体験セミナー開催情報

→本気でメタファシリテーションの実践スキルを身につけたい方へ:ステップバイステップ・丸1日の本格講座
 メタファシリテーション講座開催情報

→プロジェクトでのメタファシリテーション活用を知るなら…
https://amzn.to/2Xoo2r5