後半、西宮での子育て事業の活動報告。
①助ける⇔助けられることの両立(共生)を目指すということ。
私が驚いたことが、調査によって「産前または産後に誰のサポートも得なかった女性が一定数存在する」ことが明らかになったことです。心身ともに不安定な時期だからこそ、誰もが助ける、そして助けられる仕組みづくりの重要性を痛感しました。
女性の自立を支援しているa little(ア・リトル)の坂本さんによる説明、また子育て事業に携わっている原さん、山岡さんとの座談会もあり、にぎやかになりました。
お話の中で、私の印象に残ったポイントが幾つかありました。
私が驚いたことが、調査によって「産前または産後に誰のサポートも得なかった女性が一定数存在する」ことが明らかになったことです。心身ともに不安定な時期だからこそ、誰もが助ける、そして助けられる仕組みづくりの重要性を痛感しました。
② 半径1.5km以内に、行政や親戚などサポートを受けられる人がいるという調査結果。
何かあったときに頼ることのできる存在が1.5km以内にいるという安心感は、ないと感じる場合よりもとても大きいなと想像しました。「一歩」外に出て助けを得ることで、日常の大きな支えになります。
それぞれの持ち味を活かした支援 |
③ 自分の時間、夫婦の時間を持つこと。
自分の時間や、パートナーとの時間を改めて作ること。聞き取り調査では、「最近の一週間で15分以上、パートナーと話したのはいつですか?」と質問をしたそうです。すると、15分以上の会話をしていた夫婦の数が驚くほど少なかったとのこと。日常の忙しさの中では、ゆっくり考えたり家族と話したりする時間がなかなか持てないのだな、というリアリティを感じました。なので、パートナーシップ講座が、夫婦間の情報格差を埋め、主に男性がより育児に協力できる機会提供の場としても、印象深かったです。
出産や育児の悩みは、個人個人のものに見えて、社会全体の課題であり、誰もが参加できる空間づくりはこれからも重要です。子育てにとどまらず、助ける勇気、助けられる勇気を持てる人でありたいなと感じる報告会でした。
(笠見 友香 ムラのミライ インターン)
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