2015年9月8日火曜日

夏休みの宿題

小学校4年生の息子がいます。
妖怪ウォッチのゲームが生きがいです。
私が見咎めて声をかけるまで、ずーっとゲームをしています。

さて、問題は、長い長い夏休み。
私が仕事で留守の間、たぶん、のびのび、ゲーム三昧。

いままでは、「どうしてそんなにゲームばかりするん」と小言を言っていました。
でも、今年の夏休み、私は自分自身に「事実質問を実践すること」という宿題を
課してみました。

私:なあなあ、いつもさあ、一日何時間くらいゲームしてるん。
息子:えー…たぶん2時間くらい。
私:(嘘やな。)ふーん。じゃあさ、今日は何時間ゲームしたん。
息子:知らへん。
私:確かDSって、ゲームした時間わかる機能ついてるやろ。見してみー
息子:えーーーー
私:何時間やった?
息子:(おそるおそる見る)…15時間…
私:15時間?!
息子:ちゃうねん!これは充電してから、ゲームした時間!今日だけちゃう!
私:充電したのっていつよ
息子:おととい
私:じゃあ、一日何時間やってる?はい割り算
息子:5時間…
私:一日5時間。
息子:……長いな。

子ども本人の口から「長いな」という言葉がでました。
事実質問、成功です。

このあと、彼は、私がなにも指示しないのに、台所からキッチンタイマーを持ってきて、
自分でゲーム時間を決めてゲームをし出しました。
これは夏休み中つづきました。私は小言をいわずに済み、めっちゃ楽チンでした。

私の夏休みの宿題も無事に達成でき、めでたしめでたし。

(ボランティアスタッフ/日本語教師 吉田佐内)



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