中3=受験生の娘がいます。
いよいよ受験本番。
隔週くらいで定期テスト、模擬テスト。忙しそうです。
私は自分の経験上「今日のテストどうだった?できた?」って親から聞かれるのがすっごくいやで、できれば「え?テストだったん?」くらいの無関心が心地いいというひねくれた中学生だったので、娘にもそのように接していたことがあります。
でも、自分がそうだからといって娘も同じ気持ちとは限りませんし、やっぱり、「あなたに関心があるんだよ」というメッセージは必要なものだなあと感じる出来事があり、いまはそのつど聞くようにしています。
対話型ファシリテーションを知らない当時は、やっぱり開口一番
「今日のテストどうやった?」って聞いてました。
答えは「普通」。
「割と出来たと思う」「勉強してたとこがぜんぜんでなかった」などの短いフレーズをいうのもおっくうだ、そんな気持ち、なんかわかります。会話ストップで、自分の部屋へひっこんじゃう。
今は、「どうやった?」のかわりに
「今日、なんの教科やったん?」
「時間って45分やんな?」
「プリントって表裏で1枚くらい?」
「席替えすんの?誰のうしろ?」
って、思いつくWhen What Where Whoの事実質問をするようにしています。
すると、娘はそこに座ります。
たくさん、話してくれます。
うーんカタルシス。
「時間、たりひんねん。問題多すぎ」って答えがあっても、もう「時間配分考えてさ、捨てる問題とか決めたら」なんてアドバイスしません。「何問くらいあるん?」「一問何分くらいかけられるん?」「試験の前に、今日の試験は何問ありますって先生教えてくれへんの?」って聞いていくと、本人、すごく考えています。うまく、気づきを促されているかは未知数ですが。
ただし、娘、対話型ファシリのこと、結構知っているので、私が事実質問をしだすと「きたな」
って表情をします。もしかしたら、あわせてくれてるのかも…?!
(ボランティア/日本語教師 吉田佐内)