今回は私が初めてメタファシリテーション入門セミナー(兵庫県西宮市)に参加した時の話をしたいと思います。
それは昨年の4月のこと…火曜日の夜ということもあり、私のほかにいた3人全員が学生でした。
大学の講義でちょうど「良いファシリテーターとは」という話を聞いたばかりの私は、
「まあ他の学生の子達よりファシリテーションについて知っているやろ~」
なんて思っていました。
しかしセミナーが始まるとすぐに大学の内容とは全然違うこと気づきました。
大学の講義は「ワークショップ等において、いかに全員から平等に意見を聞きだすか」という内容でした。
それに対し、メタファシリテーションは(皆さんもご存知かと思いますが、)
『なぜ』を使わずに事実だけを聞き出し、相手自身に自覚させる手法です。
セミナーの具体的な内容は皆さんにも是非参加していただきたいので控えさせていただきますが、
二人組みになって「治したい習慣」についてメタファシリテーションを練習していきました。
私の相手悩みは『朝なかなか起きられない』でした。
そこで私は、
「今日は何時に起きましたか?」「昨日は何時でしたか?」…
と質問をしていきました。
『なぜ』を使わずに使わずに…とひたすら頭の中で考えて質問していた私は、質問と質問につながりがなく、かつ次の質問を考えるのに必死で相手の返答をよくよく聞いていませんでした。
当然、質問にも詰まり、自分が聞きたかったことは何だったのだろう…と困っている時、宮下さんが助け舟をだしてくれました。
「朝が起きられないことに対して何か対策をしたことがありますか?」
なるほど。このようにきくことで、「そもそも相手が本当にその習慣を治したいと思っているのか」ということを確認できるのか…
頭をフルに動かしながら、入門セミナーは終わりました。
さて話は元に戻りますが、先ほど話した私が大学で習ったファシリテーションとムラのミライのメタファシリテーション、違うものに見えますが実は共通している点もあります。
それは、「自分の意見・考えを相手に押し付けない」ということです。
全員から平等に意見を聞き出すファシリテーターが自分の意見を言ってしまうと、議論に偏りが生じてしまいます。
メタファシリテーションを行うにあたっても、
「○○だからじゃない~?」「きっと××だからだよ!」
と自分の意見を言ってしまうと、
相手は「あぁ、そうなのかもしれない…。」と思い込んでしまいます。
とは言っても、入門セミナーの練習の時もついつい「多分○○なんでしょうね~。」等と自分の思い込みを言ってしまいそうになりました。
相手の思い込みを解消するにはまず自分の思い込みを解消する必要があるな…と感じました。
皆さんも新生活のスタートと共にメタファシリテーションを習得してみませんか?
(ムラのミライ 関西事務所インターン 吉崎日菜子)
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