みなさん、はじめまして!ムラのミライ関西インターン生の稲垣です。
インターンを始めて早4ヶ月が過ぎようとしています。ですが、スローペースのインターン生活を送る私は、まだまだメタファシリテーションの初心者です。
スタッフさんたちとお昼ご飯を食べるときに、みなさんのご経験を安易に質問しようとして「じゃあ、メタファシリテーションで聞き出してみて!」と振られ、大慌てでノートを見返しています。なんとか事実質問を絞りだそうとしますが、「えーと。うー…。この質問って事実質問になっていますか?」と確認する日々です。
私と同様、みなさんの中にも「事実質問ってむずかしい…」と感じられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は事実質問をするためのちょっとしたコツを、クイズ形式でお伝えしたいと思います!
【クイズ】あなたの友人Aさんは、体調が悪いようです。
友人A「なんだか最近、寝不足でしんどいなあ…」
あなた「」
さて!みなさんなら、友人Aさんに何と声をかけますか?
選択肢
① 「へ~。なんで寝不足なの?」
② 「そっか。ふだんは何時に寝るの?」
③ 「そうなんだ。昨日は何時に寝たの?」
【解答・解説】答えは…③です!
メタファシリテーションを耳にしたことがある方なら、①はNGワードである「なぜ(Why)」を使っているのでダメだ、と気づかれたのではないでしょうか。「なぜ(Why)」は相手の意見・思い込みを引き出してしまうため、「事実」を訊いたことにならないのです。
問題は②です。事実を訊いているように見えますし、「ふだん」と使うことで、Aさんの生活の全体像を捉えることができそうですね。しかし、実はこの「ふだん」というのもメタファシリテーションではNGワードなのです。
なぜなら、「ふだん」を使った質問から得られる答えは、Aさんが自分の生活に対して抱いている「認識」であって、「事実」ではないからです。②では、Aさんの「認識」が誤っていても、気づくことができません。ですので、問題の本質を見つけるためには③のような質問をする必要があります。
このように、メタファシリテーションでは「ふだん」「よく」「いつも」「ふつう」がトリッキーなNGワードとして挙げられます。
では、③のような事実質問をするコツはなんでしょうか?
それは、「過去形で質問する」ことです。
過去形の質問であれば、「昨日」のように「いつ(When)」が特定されるため、「ふだん」といったNGワードはでてきません。
みなさんも、事実質問に迷ったときは、過去形で質問してみてはいかがでしょうか。これなら、ちょっと意識するだけで実行に移せるのでおすすめです!
これからは、「困ったときは過去形で質問!」とつぶやきながら、スタッフさんとお昼ご飯を食べようと心に決めたインターン生の稲垣でした。
(ムラのミライ 関西事務所インターン 稲垣玲)
→読み切り形式でどこからでも読める、メタファシリテーションの入門本。
→2時間で理論と実践方法が学べる1,000円セミナー
→本気で実践スキルを身につけたい方へ:フォローアップつき・丸1日の本格講座
インターンを始めて早4ヶ月が過ぎようとしています。ですが、スローペースのインターン生活を送る私は、まだまだメタファシリテーションの初心者です。
スタッフさんたちとお昼ご飯を食べるときに、みなさんのご経験を安易に質問しようとして「じゃあ、メタファシリテーションで聞き出してみて!」と振られ、大慌てでノートを見返しています。なんとか事実質問を絞りだそうとしますが、「えーと。うー…。この質問って事実質問になっていますか?」と確認する日々です。
私と同様、みなさんの中にも「事実質問ってむずかしい…」と感じられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は事実質問をするためのちょっとしたコツを、クイズ形式でお伝えしたいと思います!
【クイズ】あなたの友人Aさんは、体調が悪いようです。
友人A「なんだか最近、寝不足でしんどいなあ…」
あなた「」
さて!みなさんなら、友人Aさんに何と声をかけますか?
選択肢
① 「へ~。なんで寝不足なの?」
② 「そっか。ふだんは何時に寝るの?」
③ 「そうなんだ。昨日は何時に寝たの?」
【解答・解説】答えは…③です!
メタファシリテーションを耳にしたことがある方なら、①はNGワードである「なぜ(Why)」を使っているのでダメだ、と気づかれたのではないでしょうか。「なぜ(Why)」は相手の意見・思い込みを引き出してしまうため、「事実」を訊いたことにならないのです。
問題は②です。事実を訊いているように見えますし、「ふだん」と使うことで、Aさんの生活の全体像を捉えることができそうですね。しかし、実はこの「ふだん」というのもメタファシリテーションではNGワードなのです。
なぜなら、「ふだん」を使った質問から得られる答えは、Aさんが自分の生活に対して抱いている「認識」であって、「事実」ではないからです。②では、Aさんの「認識」が誤っていても、気づくことができません。ですので、問題の本質を見つけるためには③のような質問をする必要があります。
このように、メタファシリテーションでは「ふだん」「よく」「いつも」「ふつう」がトリッキーなNGワードとして挙げられます。
では、③のような事実質問をするコツはなんでしょうか?
それは、「過去形で質問する」ことです。
過去形の質問であれば、「昨日」のように「いつ(When)」が特定されるため、「ふだん」といったNGワードはでてきません。
みなさんも、事実質問に迷ったときは、過去形で質問してみてはいかがでしょうか。これなら、ちょっと意識するだけで実行に移せるのでおすすめです!
これからは、「困ったときは過去形で質問!」とつぶやきながら、スタッフさんとお昼ご飯を食べようと心に決めたインターン生の稲垣でした。
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