2018年3月27日火曜日

メタファシリテーションって、難しいですか?

メタファシリテーションとは」の説明を見てみると、「ファシリテートする側が当事者に対して事実のみを質問していくことによって、当事者が思い込みに囚われることなく自分の状態を正確に捉え、そのことによって自分の経験知から・・・」等々、説明や定義が書いてあります。
これだけ読むと「何か小難しいなぁ~ちょっと大変そう」と思われるかもしれません。でも、とりあえずやってみる、すると・・・というエピソードをご紹介します。

ムラのミライのオフィスでは、職員や理事の他に、インターン生がお仕事しています。NPOの実務にふれたい、メタファシリテーションを学びたい、といった様々な動機を持った方が毎年数名、インターン生としてムラのミライの活動を担ってくれているのです。
インターン生は活動を始めてからできるだけ早い段階でメタファシリテーション講座に参加しますので(インターン生はもちろん無料!)、メタファシリテーションってどういう手法で、どんなふうに使うものなのかという基礎は学んでいます。

ある日のランチタイムのできごとです。
当時インターン生だった大学院生のSさんが、買ってきたおかずをいそいそとパッケージから出していました。(ムラのミライでは、ご飯とお味噌汁はオフィスで用意していますので、おかずだけ持って来るか買って来るかします。)

私:あれ、また唐揚げ?ほんま好きやなー
Sさん:唐揚げ大好きなんですよねー
私:毎日のように食べてるんちゃう?
Sさん:いやーさすがに毎日ってことはないですよ(笑)
私:そーお?じゃあ、「事実質問」してみよっか(笑)?
(*事実質問というのは、メタファシリテーションの基本となる質問方法です)
Sさん:(笑)いいですよ!
私:今日は、ここに来るまでに何か食べましたか?
Sさん:今朝、〇〇と××を食べました。
私:昨日は、朝起きてから、何か食べましたか?
Sさん:寝坊してしまったので、何も食べずに急いで大学に行って・・・あ、研究室で食べようと思って、コンビニに入って・・・唐揚げ買いましたね、そういえば
(その後の食べたものも聞いていきましたが、そのやり取りは、ここでは省略します)
私:一昨日は、朝起きてから、何か食べましたか?
Sさん:一昨日は、朝は自宅で〇〇を食べて、そのあと大学に行って、お昼過ぎに学食で・・・学食で・・・唐揚げ定食・・・(爆笑)
私・他のインターン・職員:(爆笑)

その場にいる全員が「毎日食べてたーーーーー」と言いながらお腹が痛くなるほど爆笑したという、とっても些細ですが楽しい一瞬でした。
Sさんは、ぱっと見た印象は「おしゃれでスマートなお姉さん」ですが、笑うと顔も笑い声も超チャーミングで、周りも笑顔になる人。今もこのエピソードを思い出すたびに、Sさんの笑顔を思い浮かべて楽しくなります。

このやり取りでは、特に課題分析なんて考えず、「事実質問」というメタファシリテーションの基本的なスキルを知っている者の間で、単純に事実を聞く・答えるということをしただけでした。
でも、本人も思いがけない事実が出てきて、それがとっても面白かった。

「〇〇ですよ(と認識しています)」「そうですか」という空中戦のやり取りをせず、事実を本人と一緒に発見していく。単純なことなのですが、それだけで、「えーそうだったのか!」という発見の瞬間が生まれます。発見の喜びが生まれます。

この「発見の喜び」は素朴なんですがとても大きくて、今回のエピソードのように爆笑を生むこともしばしば。ムラのミライの関係者が活動現場やオフィスでよく大笑いしているのは、別にふざけているからというわけではないのです!たぶん・・・

宮下和佳 ムラのミライ専務理事)




★ムラのミライ インターン募集

プロジェクト報告会の開場前も、こんな感じで談笑




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